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- 生まれてから2歳ごろまで
初めての歯との出会い
乳歯が生える時期には個人差があります
乳歯は早い子で生後4か月頃、遅い子では1歳3か月頃に生え始めます。平均では生後8~9か月頃ですが、この時期から大きく外れても心配する必要はありません。お子様が元気に成長していれば、歯の発育も順調に進んでいると考えて大丈夫です。
最初は下の前歯から生えることが多いですが、上の前歯から生える子もいます。生える順番や時期は、その子なりのペースがあります。1歳を過ぎても歯が生えてこない場合でも、多くは問題ありません。
東住吉・駒川中野駅の小児歯科ふじわら歯科では、お子様一人ひとりの成長ペースを見守りながら、適切なアドバイスを行っています。
この時期の歯磨きは「楽しい習慣づくり」
完璧を求めずに、まずは慣れることから
0~2歳の時期は、まだむし歯の心配は少ない時期です。当院では「完璧じゃなくていいんですよ」とお母様にお伝えしています。この時期の目標は、歯ブラシに慣れること、歯磨きを楽しい時間にすることです。
乳歯が生え始めたら歯ブラシを使い始めますが、最初は遊びながらで構いません。お母様やお父様が一緒に歯磨きをする姿を見せることも効果的です。「歯磨きは楽しいこと」という印象を持ってもらうことが、将来の口腔ケアの基礎となります。
寝かせ磨きのコツ
お母様の膝の上に頭を乗せて行う「寝かせ磨き」が基本です。歯ブラシはペンを持つように軽く握り、片方の手で優しく唇をめくります。前後や横の動きで、特に上の前歯の歯と歯の間、歯と歯茎の境目を丁寧に磨きます。
時間をかけすぎず、効率よく行うことがポイント。お子様が嫌がる場合は、お父様に協力してもらったり、好きな歌を歌いながら磨いたりと、工夫を凝らしてみてください。
歯磨きを嫌がるお子様への対応
1歳半頃の「イヤイヤ」は成長の証
1歳半頃になると、多くのお子様が歯磨きを嫌がるようになります。これは自我の芽生えという正常な発達の証でもあります。無理強いせず、段階的にアプローチすることが大切です。
まずは食後のうがいから始め、徐々に歯ブラシに慣れさせていきます。お子様が一人で歯ブラシを持つ場合は、転倒時の事故を防ぐため、必ず保護者の目の届くところで行ってください。
毎日の習慣化が何より大切
歯磨きは毎食後が理想ですが、最初は寝る前の1回から始めても構いません。慣れてきたら朝晩の2回、そして徐々に回数を増やしていきます。大切なのは「食べたら磨く」という習慣を身につけることです。
母乳育児とむし歯の関係
母乳のメリットと注意点
母乳には免疫抗体や抗菌性物質が含まれており、粉ミルクよりもむし歯になりにくいという利点があります。ただし、不規則な授乳や夜間の長時間授乳はむし歯のリスクを高めることがあります。
授乳のリズムを整え、歯が生えてきたら授乳後のケアも意識することが大切です。断乳の時期について悩まれる方も多いですが、お子様とお母様のペースで進めていけば問題ありません。
フッ素塗布でむし歯予防
生えたての歯に効果的
歯が生えて間もない時期は、フッ素の効果が特に高いとされています。当院では、乳歯が生え始めたら早期からのフッ素塗布をおすすめしています。
ただし、フッ素だけに頼るのではなく、正しい歯磨き習慣と規則正しい食生活が基本です。また、お茶にもフッ素やカテキンが含まれているため、日常的にお茶を飲む習慣もむし歯予防に役立ちます。
歯並びへの早期対応
遺伝的要因と環境要因
ご両親の歯並びが悪い場合、お子様も同じような傾向が出る可能性があります。特に受け口(反対咬合)は遺伝的要因が強いとされています。2~3歳頃から顎を前に出す癖が見られる場合は、早めにご相談ください。
当院では、4歳頃から矯正治療が可能ですが、その前から定期的な観察を行い、適切な時期に介入できるよう準備を整えています。
先天的に歯が少ない場合
乳歯の本数が少ない(先天性欠如)と診断された場合も、すぐに心配する必要はありません。永久歯への生え変わり時期まで経過を観察し、必要に応じて精密検査を行います。人類の進化に伴う退化現象の1つとも考えられており、1~2本程度の欠如は珍しくありません。
アレルギーがあるお子様の栄養管理
カルシウム摂取の工夫
卵や牛乳アレルギーのお子様でも、小魚、豆腐、納豆などからカルシウムを摂取できます。また、アレルゲンを除去した特殊な乳製品もあります。主治医と相談しながら、バランスの良い食事を心がけてください。
歯を丈夫にするには、カルシウムだけでなく、様々な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
適切な歯ブラシの選び方
お子様に合った歯ブラシを
この時期の歯ブラシは、ヘッド部分が小さめ(歯2本分程度の幅)で、毛先が丸く加工されているものがおすすめです。握りやすい太めのグリップで、お子様が自分で持てるものと、仕上げ磨き用の2本を用意すると良いでしょう。
楽しい歯磨き習慣が将来の健康な歯への第一歩
生まれてから2歳頃までは、お子様の歯との最初の出会いの時期です。この時期に楽しい歯磨き習慣を身につけることが、将来の健康な歯への第一歩となります。
当院では、お母様のプレッシャーを取り除き、お子様のペースに合わせた無理のないケアをサポートしています。歯の生え方、歯磨きの方法、フッ素塗布のタイミングなど、どんな小さな疑問でもお気軽にご相談ください。
